日本では、鎌倉時代後期に禅宗の影響による水墨画の流行により、、

花鳥風月の水墨画など独立した芸術品をさらによく見せる補完品として発達していきました。

しかし、現在は床の間の減少などにより需要は減少傾向にあります。

しかし、その一方で貴重な掛軸がまだ眠っている可能性を秘めています。

 

掛軸の種類

掛け軸は主に書と絵画に分類されます。

・書

良寛や会津八一など書家によるものがありますが、

西郷隆盛や東郷平八郎、伊藤博文などの政治家や軍人による書も多くあります。

そして正岡子規、高浜虚子、北原白秋、与謝野晶子などの俳人、詩人による書の掛軸もあります。

・絵画

室町・桃山・江戸の水墨画

狩野派・土佐派・住吉派などの絵師による山水画、花鳥画、肉筆浮世絵のほか、仏画など仏教に因んだ作品があります。

明治・大正

谷文晃・英一蝶・渡辺崋山・酒井抱一といった江戸の画家の掛け軸が好まれ、床の間に掛けられていました。

その他

雪舟、浦上玉堂、俵屋宗達や尾形光琳の琳派など国宝になっているような掛軸は、写しが大半です。

そのため、箱書きや資料などの付属品が重要となります。

また、近代以降の掛軸は桐箱に収めらるなど軸装が施されています。

桐箱の蓋の表には題名、裏には作者の落款・押印があることが多いです。

これは共箱と言われ、箱もまた重要な資料となります。

海外の掛軸

中国や韓国(朝鮮)にも歴史があり、唐画や李朝画などと呼ばれるものもあります。

なかでも斉白石や呉昌硯、孫文・周恩来・魯迅などによる書は人気があります。