紫砂壷です。

紫砂壺とは、紫砂泥で作られた中国茶具の茶壺で、いわゆる急須です。

一般的には江蘇省宜興市で生産されてきた素焼きの急須を指します。

 

唐代までは、食器は茶器としても使用され、お茶専用の器具はまだ存在しませんでした。

お茶を飲む習慣が一般化されるにしたがい、唐代の末期になると紫砂壷が登場しました。

中国において、茶は香りを重視しており、その時すぐに飲む量だけをその都度抽出するのが美味であるとされています。

紫砂壷は芸術品としての価値が高いだけでなく、青茶や黒茶を煎れるのに適しており、実用性も高いです。

 

昨今の中国国内の物価の上昇に伴い、紫砂壷の価格も上昇傾向にあります。

また、材料である紫砂の枯渇が危惧されており、紫砂壷の価値はさらに高まっています。