琥珀です。

琥珀は天然樹脂の化石であり、宝石です。

バルト海沿岸が主な産地だったため、ヨーロッパでは古くから知られ、宝飾品として珍重されてきました。

また、琥珀は人類が最初に使用した宝石とも言われます。

北海道で出土した穴があき、加工された琥珀玉は約2万年前(旧石器時代)の遺物とされ、アジア最古の出土例とされています。

琥珀の世界一の産地はポーランドのグダンスク地域ですが、日本では岩手県久慈市や千葉県銚子市にて産出されます。

 

琥珀の中に虫などが入っている場合(虫入り琥珀)がありますが、これは琥珀の生成の過程に理由があります。

琥珀は樹脂が地中で固化して出来るため、石の内部に昆虫や植物が混入する場合があります。

琥珀内での保存は通常の化石よりも細部まで保存されている場合が多く、化石資料として大変価値があります。

虫入り琥珀と言えば、ジュラシックパークによる古代生物の復元を思い浮かべるのではないでしょうか。

あの設定は恐竜の血を吸った蚊が虫入り琥珀となり、保存されていたDNAから恐竜を復元させたというものです。

ただ、残念ながら生物遺体のDNA情報は521年に半分の割合で失われるという研究があり、

数千万年前の恐竜時代のDNA情報はほぼゼロとなってしまうため、恐竜の復元は不可能といえます。