奈良県は橿原市のお宅にて古書を買い取らせていただきました。

楊洲周延(ようしゅう・ちかのぶ)による美人画を中心に収録されているのが本書「婦人風俗」です。

周延の作画期は1860年ごろから1907年頃までの約45年に及び、3枚続の風俗画を得意とし、美人画に優れていました。1895年から1897年にかけて、江戸っ子が知らない江戸城の「御表」と「大奥」を3枚続の豪華版の錦絵で発行、江戸城大奥の風俗画や明治開化期の婦人風俗画などを描き、江戸浮世絵の再来と大変な人気を博しました。代表作として「真美人」大判36図、「時代かがみ」、「大川渡し舟」などの他、「千代田の大奥」107枚、「千代田の御表」115枚、「温故東之花」などの江戸時代には描くことができなかった徳川大奥や幕府の行事を記録したシリーズ物は貴重な作品として挙げられ、特に「千代田の大奥」は当時ベストセラーとなりました。その周延の美人画、江戸大奥を描いた風俗画を中心に収録して明治期に出版された本書は状態も非常によく、貴重な逸品といえるでしょう。

UY3A9919 UY3A9920 UY3A9921 UY3A9923 UY3A9924

We visited Kashiwara city of Nara prefecture and purchased this old book.

This book, published in Meiji period, contains collection of woodblock paintings by Toyohara Chikanobu.

Toyohara Chikanobu (豊原周延) (1838–1912), better known to his contemporaries as Yōshū Chikanobu (楊洲周延), was a prolific woodblock artist of Japan’s Meiji period.

Chikanobu was known as a master of bijinga, images of beautiful women, and for illustrating changes in women’s fashion, including both traditional and Western clothing. His work illustrated the changes in coiffures and make-up across time.